胃潰瘍や十二指腸潰瘍の悩みを乳酸菌で解消する

ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌を摂取することで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善できることがわかってきました。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因の1つがピロリ菌です。乳酸菌はピロリ菌の活動を抑制する働きがあります。
この記事では、乳酸菌による潰瘍、ピロリ菌への効果について紹介していきます。

乳酸菌が潰瘍の改善に有効

潰瘍になる大きな原因として、ストレスやピロリ菌がありますが、乳酸菌を摂取することでこの両方の原因を抑えることができます。ただし、乳酸菌でピロリ菌を死滅させることはできないので、治療には医師への相談が必要です。それに加えて乳酸菌を摂取することで、治療を早めることができます。

乳酸菌は善玉菌を増やして悪玉菌の勢力を減らす

ピロリ菌は胃酸で殺菌されない菌

ピロリ菌は胃の粘膜に住み着く菌です。
本来、食事や呼吸によって口から侵入してきた多くの細菌やウイルスは、胃酸によって死滅します。しかし、ピロリ菌は胃酸から身を守って胃や腸の粘膜を攻撃するのです。胃の粘膜が攻撃を受けて弱まると、胃は自らの胃酸によってダメージを受けます。これが進行していくと、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症してしまうのです。

乳酸菌は、胃酸で死滅しないピロリ菌の栄養を奪ったり、生息スペースを減らしたりすることでピロリ菌の活動を抑制します。

乳酸菌を増やしてピロリ菌の活動を抑制する

生きた乳酸菌を摂取すると、ピロリ菌などの有害菌の働きを抑制して胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの症状を改善します。
乳酸菌は、食事などで得た炭水化物などの糖分を分解して乳酸を作りますが、この酸がピロリ菌を攻撃して働きを抑えます。ピロリ菌は胃酸に対しては強いですが、乳酸に対しての耐性はないためにピロリ菌の働きを抑えられるのです。

また、乳酸菌の強力な繁殖力もピロリ菌に対しての武器になります。乳酸菌を摂取すると、乳酸菌は胃や腸で繁殖しますが、その際にピロリ菌の必要な栄養を奪います。また、乳酸菌が増殖することでピロリ菌の生息スペースも減らします。これらの効果によって、ピロリ菌は活動を抑制されるのです。

胃酸に強い乳酸菌は少ない

胃酸で死滅してしまう乳酸菌

乳酸菌を摂取することで、ピロリ菌の活動を抑えられますが、乳酸菌ならどれでも良いわけではありません。多くの乳酸菌は、摂取をしても胃酸によって死滅してしまうのです。腸内環境を整えるだけなら、乳酸菌が死菌となっても自身がエサとなって腸内の善玉菌を助けます。しかし、ピロリ菌に対して有効に作用するためには、生きて活動し続ける乳酸菌を摂取しなければ意味がありません。

胃酸に強い乳酸菌を選んで摂取

多くの乳酸菌は胃酸で死滅しますが、生き残るものもいます。ヨーグルトに表示されている乳酸菌を見れば、どの乳酸菌が含まれているかわかりますので、ピロリ菌の活動を抑えたいのなら、しっかりと胃酸に強い乳酸菌かどうかを確認してから購入するようにしましょう。

また、ヨーグルト以外でもサプリメントで乳酸菌を摂取することもできます。この方法でも、ピロリ菌の働きを抑える乳酸菌が摂取できますので、自分に合った方法を見つけて摂取すると良いでしょう。

乳酸菌はストレスを緩和して潰瘍を予防できる

潰瘍は、ピロリ菌による炎症が原因の1つですが、ストレスもまた原因の一つです。乳酸菌にはストレスを緩和する作用があるので、ストレスを抑えることで潰瘍を予防できます。

乳酸菌には、整腸作用がありますが、腸の機能が整うことでセロトニンの分泌が高まります。セロトニンとは、幸せホルモンといわれて脳をリラックスさせる効果があります。この作用によってストレスを緩和して、潰瘍になるのを予防できます。乳酸菌で潰瘍を完全に予防はできませんが、潰瘍になるさまざまな要因に対して作用することで、発症するリスクを軽減し、発症しても身体の修復力を高めて炎症を抑えられるのです。

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